Q24. 日本人はいつから肉を食べ始めた?
A. 日本列島で肉食が始まったのは岩宿時代とされています。岩宿時代とは、縄文、弥生、古墳時代などに先立つ旧石器時代に属し、約20万年から1万3,000年前のころ。このころ、日本列島に人が住み始めたとされています。
岩宿時代の日本は非常に寒くて木の実も満足にとれなかったため、肉への依存度が大きく、魚はあまり食べなかったようです。遺跡から発掘された焼き石に付着していたコレステロールの分析研究では、岩宿人たちが焼き肉をしていたことが明らかになっています。縄文時代になると土器が出現、煮炊きが始まり、弓矢と犬が登場し狩猟方法が進歩します。鹿や猪をとって食用にしていたようですが、縄文人のエネルギー源は木の実がメインで(北海道では鯨やオットセイなどの海の動物)、日本人の食文化の特徴である「植物型」は、この時代に原型が形成されたとされています。
Q25. 焼き肉店の第1号は日本から始まったというのは本当?
A. かつての朝鮮の焼き肉料理は蒙古が朝鮮半島を占領したときに持ち込んだのが始まりでした。日本の今の直火焼きの焼き肉は第2次大戦後の食糧難の時代に在日朝鮮人が屋台で始めたのがルーツだとされています。おなじみのカルビは朝鮮語であばらの意味です。日本式焼き肉器(無煙ロースター)は、その後朝鮮に逆輸入され、人気を集めています。
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