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日頃私たちが食べているお肉は、どの部分かわかりますか?
従来は小売店によって食肉の部位の表示方法がバラバラでした。
現在は牛肉、豚肉は「食肉小売品質基準」、鶏肉は「食鶏小売規格」によって、
部位の表示などについての定めがあり、小売店ではそれに基づいて表示しなければなりません。
牛肉については、かた、かたロース、ロース、リブロース、サーロイン、ヒレ、ばら、もも、そともも、らんぷの9部位、豚肉については、かた、かたロース、ヒレ、ばら、もも、そとももの7部位の表示が義務づけられています。
ただし、牛肉、豚肉ともこま切れ(切り落とし)、ひき肉については部位表示をしなくてもよいことになっています。鶏肉についても、種類、名称を表示しなければなりません。
牛肉の部位 |
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牛肉の部位
1 かた
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2 かたロース
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3 リブロース
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4 サーロイン
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5 ヒレ
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6 ばら
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6a かたばら
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6b ともばら
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7 もも
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7a うちもも
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8 そともも
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9 らんぷ
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7b しんたま
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*ネック
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*すね
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* 食肉小売品質基準で定められていない部位
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豚肉の部位 |
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豚肉の部位
1 かた
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2 かたロース
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3 ロース
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4 ヒレ
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5 ばら
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6 もも
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7 そともも
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レバー(肝臓)、ハツ(心臓)、マメ(腎臓)など、牛、豚の内臓のことで、生体から肉(枝肉)をとったものが副産物、これからさらに原皮を取り除いたものが副生物といいます。
以前は、モツ、ホルモンといった業界用語で呼ばれていたものですが、現在、業界では副生物という名称で統一しています。アメリカやオーストラリアなどではバラエティーミートとかファンシーミートなどと呼ばれ、ビタミン、ミネラル、タウリンなど栄養成分に富み、経済的でしかもおいしいと人気を集めています。
国によっては食肉より貴重なものとされ、価格も高い部位もあります。
牛内臓 |
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牛内臓
1 ハツ(心臓)
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2 レバー(肝臓)
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3 マメ(腎臓)
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4 ミノ(第一胃)
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5 センマイ(第三胃)
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6 ハラミ(横隔膜)
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7 サガリ(横隔膜)
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8 ヒモ(小腸)
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9 シマチョウ(大腸)
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10 タン(舌)
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11 カシラニク(頭肉)
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12 テール(尾)
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豚の内臓 |
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豚内臓
1 ハツ(心臓)
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2 レバー(肝臓)
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3 マメ(腎臓)
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4 ガツ(胃)
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5 ヒモ(小腸)
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6 ダイチョウ(大腸)
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7 タン(舌)
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8 トンソク(足)
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9 コブクロ(子宮)
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